新倉瞳さんのコンサートに行った

先日、チェリスト新倉瞳さんのコンサートに行ってきました。

 

新倉さんのことは今回初めて知りました。

前から二列目の席だったので、とてもよく見えて、音も良く聞こえて感激でした。

 

ステージに現れた新倉さんは、まるで松嶋菜々子さんのようにお綺麗で、驚きました。

(ポスターだけ美しい人っているじゃないですか・・・)

 

そしてお声が素敵でした。

今回のコンサートはお話もたっぷり聞けたのですが、話も上手で楽しかったです。

 

前半はサン=サーンスの白鳥やシューマントロイメライなどの有名曲を、ピアニスト佐藤卓史さんと一緒に。

チェロの音色は人間の声に近いと言われるようですが、上手な演奏で聴くと、本当に歌っているようです。

 

後半が始まると、髪を束ねた新倉さんが一人で登場。

ピアノはステージ奥にしまってあります。

ステージの照明を無くして、新倉さんにスポットライトを当てての独奏。

素晴らしい演出で、音楽の世界に連れて行ってもらいました。

藤倉大さんという方の曲を演奏してくださったのですが、独創的で、難しそうな曲でした。

藤倉さんはロンドンを拠点に世界で活躍している作曲家だそうですが、今まで全く知りませんでした。

世界には、まだ知らないすごい方がたくさんいるのでしょうね。

 

二曲の独奏の後、再び佐藤さんが登場し、ラフマニノフソナタなどを披露してくださいました。

 

豆知識ですが、ラフマニノフショパンは、ヴァイオリンソナタを書かずにチェロソナタのみを書いた作曲家だそうです。

普通の?作曲家は、まずヴァイオリンソナタを書くのだそうです。

 

この二人がヴァイオリンを選ばずにチェロを選んだのは、なんだかわかるような気がします。

曲の世界が、チェロの音色にとても合っていますよね。

 

新倉さんはスイスを拠点に活動されているとのことで、急に希少価値を感じた僕は、予定していなかったCDを購入し、サイン会の列に並んだのでした。

 

たくさんのCDが売られていましたが、僕が選んだのはこちらです。

新倉さんのデビュー10周年盤で、チェロとハープのデュオが珍しいのでこれにしました。

夜静かに流すのにぴったりで、お気に入りです。

タンティ・アンニ・プリマという曲と、カッチーニアヴェ・マリアを覚えて、時々口ずさんでいます。

 

いろんな人の演奏の違いが分かるようになりたくて、できるだけたくさんコンサートに行きたいと思っています。