シンプリスト生活(アンダーライン)
人生を楽しむには、「荷物」は少ない方がよいです。それは「物理的なモノの荷物」はもちろん、「こうあらねばならぬ」という世間の常識や固定観念、あるいは、「こうなったらどうしよう」といった、考えてもしょうがない不安、さらには、他人から見下されることを極端に嫌う、他人へのプライドといった「心の荷物」についてもいえるのではないでしょうか。
これだけ検討しても失敗することも多々あります。でも「自分には不要だった」という知見は買って使って初めて得られる学びであり、次に活かせばよいだけの話です。
失敗したら、手放せばよい。フリマアプリもあるし、ネットオークションを使えば、失敗のコストは低く抑えられます。何も買わない、何も手放さない、つまり、挑戦も失敗もない人生って、なんだか味気ないです。
行雲流水
この禅語は、文字通り、空を漂う雲、流れる水のように一か所にとどまらず、流れるように生きる様を示しています。私は、人間も自然も変化こそが本質であり、変化しないのは不自然であるという教えと解釈しています。
養老孟司さんが「人はなぜ生きるのでしょうか」というインタビュワーの質問に答えた言葉「そういう質問が出るのは暇だから。そんな暇があったら、仕事でもゲームでも何でもいいから、夢中になれることをやればよい」と一蹴していたのを覚えています。
モーニングページとは、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』で紹介されている創造性を回復する基本メソッドのひとつで、毎朝三ページ、心に浮かんでくるものをそのまま書き留めるルーティンのことです。
詰まってはいないけど満たされていて、退屈だけど美しい、そんな時間です。
脳科学の研究によると、こんなことが明らかになってきています。「脳は忙しくしている時よりも、何もせず、ぼーっとしている時の方が2倍多くのエネルギーを使っている」つまり意識的に脳を使う時よりも、何も考えていない時の方が脳は活発に働いているのです。脳のこのような機能は「デフォルトモードネットワーク」と呼ばれ、考え事をしている時に特定の部位にしか行っていなかったエネルギーがより広範囲な場所に届くことによって有機的なつながりが生まれてくるのです。だから、新しい発送がひらめくというわけです。
このぼんやりする時間は、効率性の対極にある、最高に無駄な時間ですよね。だからいいと思うのです。
以前は他人に称賛されたりお金をたくさん稼がないと幸せになれないとばかり考えていました。でも本当の幸せは、いつも通りの日常にこそあるのかもしれない。だとすればその幸せを感じられるように、心に余白をつくっておくことは大切です。
タモリの言葉
『頑張ると疲れる。疲れるとやっぱり続かないですよ。』
頑張らなくていいんだと力がふっと抜ける好きな言葉です。家事は毎日死ぬまで続くものですから、無理するものではないのです。
行動経済学では、意思力は希少な資源とされています。面倒なことをつい先延ばしにしてしまうのは、意思が弱いからではなく、そもそも人は意思が弱い生き物のようです。
スタンフォード大学の研究結果に、「成功者のキャリア形成のきっかけは、8割が偶然である」というものがあります。だとすれば「よい偶然」を手繰り寄せるために、いろんな分野に関心を持ち、チャレンジする習慣が大切です。
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この本を読んで始めたこと。
お味噌汁の手作り。
昔はつくっていたが、最近は一人分ということもあり、お湯を掛けるだけのものを飲んでいた。昨日この本を読んだ後、会社帰りに味噌を購入した。一人でも使いきれそうな小さめのサイズでおいしそうなものを直観で選んだ。
切ってあった玉ねぎと小さい絹豆腐を入れて作った。
出汁は鰹節にした。
とってもおいしかった。
2人前できるので、翌朝あたためて飲んだ。
とってもおいしかった。