ジャズを聴いてきたの巻

古民家風のカフェでジャズを聴いてきた。

大宮駅東口を出て10分ほど歩くと、氷川神社の参道に突き当たる。

日曜日の昼下がりは、なかなかの人でにぎわっていた。

 

正直空気があまり良いとは言えない飲食街を抜けて参道に出ると、

なんとも涼やかな雰囲気を感じる。

 

何百年前からあるこの道を、今日私は歩く。

 

右手に団子やを横目で見ながら、会場にたどり着いた。

築40年ほどの一軒家を古民家風に内装しているこの家には、

すでにたくさんの人が到着していていた。

 

演奏家はピアニスト、バイオリニスト、そしてベーシストの三人だ。

 

バイオリニストの演奏する表情が、とても楽しげで印象的だ。

リラックスして自然に身体を動かし、笑みをたたえて演奏する姿に、こちらも楽しくなる。

 

ベースの男性が、ジャズの演奏の流儀について説明する。

ソロが終わったら曲の途中でも拍手などしてほしいとのこと。

 

その次の曲から、みんなが曲の途中でも拍手したり手拍子したり、生演奏の盛り上がりを見せていた。

 

私もチェロを演奏するので、ベースの音程が自在に取れるのに感嘆の気持ちで眺めていた。

あれだけ長い指版を行ったり来たり、遠くに飛んだり、それでも音程は安定している。

ものすごい練習のたまものなのだろうか。

 

涙そうそう上を向いて歩こうの二曲は、観客皆で合唱した。

ついつい小さな声で口ずさむ・・もっと大声で歌いたいけれど・・。

 

ライブが終わると外はだいぶ暗くなっていた。

氷川神社にお参りしてから賛同を歩き、帰った。

途中17時になると、参道の行灯ランプが点灯した。