泉谷 閑示「「普通がいい」という病」を読んだ

生きるとはこの世で最も稀なことである。大抵の人間は存在しているにすぎない。

オスカー・ワイルド

 

人間には頭と心があって

頭が使う言葉は『すべきだ』『してはいけない』

心が使う言葉は『したい』『したくない』

 

なんとな~く気が乗らない時

頭が『すべき』と言っていて、心が『したくない』と言っている

 

どちらが大事か、誰でもわかると思う

 

そして最初のオスカー・ワイルドの言葉に戻る

頭の『すべき』『してはいけない』だけに従っていると、存在しているだけの人間になっていくのではないだろうか

 

休みの日に楽しく過ごしていると「生きてるな~!」って思う

職場で座っていて「存在しているだけ」になってる時がある

嫌々参加した飲み会で、愛想笑いしながら死んでいるみたいな気分の時もある・・・

 

頭の『すべき』『してはいけない』は、世間などの作り上げた常識に脅迫されている

心の言葉は絶対に間違えないと思う

頭も自分だけど、心を裏切ることもある

そうしないと社会で生きていけないから

 

みんなが楽しそうにしていることが自分には気重で辛い

そんな時も自分の感覚は間違っていない

そうわかって、少し頑張って過ごしてみよう

自分は自分の見方でいてあげなくちゃね

 

「「普通がいい」という病」という本には生きるヒントがたくさん書かれていた

考えながらじっくり読みたい本だった